ねぇ・・・。
あたしは君を幸せにできるかな。

ねぇ・・・。
あたしは君を不安にさせていないかな。

ねぇ・・・。
あたしは君を、
君だけを見つめることができるかな。


ずっと友達のままでいいと思っていたから。
あたしは君と付き合うことなんて
全然考えていなかったんだよ。


「あたしは今まで君に
いろいろなきことを話してきたけど。
ひとつだけ、話していなかったことがあるんだ。
・・・・・・。
あたしね、出逢ってからずっと
忘れられない人がいるの。
あたしにとても大きな影響を与えた人で、
きっともう会わないし、
連絡を取ることもないけどね、
あたしの中にはずっと生き続けるだろう人がいるの。
ねぇ・・・。
それを君はどう思う?」

「それでも。
さっき言った俺の気持ちは変わらないよ。」


車の中で、
どうすることが、
君にとって良いことなのか。

どうすれば、
自分自身を納得させられるか。

あたしは2時間くらい考えていた。


考えさせて。
と答えることは簡単だったはず。

でも。
彼の気持ちを考えると
その場で答えを出してあげたかった。

だから。
頭をフル回転。


あたしは君を男の子としてみることはできた。
あたしは君を信頼してた。
あたしは君と遊ぶのが楽しかった。
あたしは君に豊かになってほしかった。
あたしは君の幸せを願ってた。

だけど。
君のことはずっと友達としてみてた。


あたしの出した答えは。

「1月4日、あいてたら初詣に行かない?
その日にもう一度、あたしの気持ちを伝えたい。
それまで。
あたしは君の彼女で、
あたしの彼が君。
勝手かもしれないけど、
あたしにとっては多分それが今一番
納得のいく答えだから。」

「わかったよ。」


そうしてあたしは君と付き合うことになった。


今はまだ、
先のことはわからない。

ただ。
君と付き合うことを決めた以上、
あたしは君を幸せにしようと思うし、
君の想いも精一杯受け止めるよ。

女の子が男の子を幸せにするって
あまり言わないのかもしれないけど、
あたしは付き合うことって、
お互いがお互いを幸せにし合うことだと思うから。

君があたしを幸せにする。
あたしが君を幸せにする。


あたしは自分から人を好きになることが多くて。

人から想われて、
その想いに応えたいと思えたのは初めてだった。

だから、あたしは君にそんな答えを出したんだ。


あたしは君を幸せにできるかな。

あたしは君を不安にさせていないかな。

あたしは君を、
君だけを見つめることができるかな。


先のことはまだ、わからない。

でも。
あたしは君の気持ちを真摯に受け止めます。


あたしがもう一度きちんと答えを出すまで、
あたしの彼は君で、
君の彼女があたしだから。

あたしは君のためにできることを、するよ。

君を幸せにするよ。

君の想いを受け止めるよ。


あたしはいつでも君と向かい合おうとしているから。


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