忘れたくない。

忘れたくないから。


今日は。
先輩とお話をしました。
ほんの、数秒。

今日も。
先輩は笑顔でした。

かわいい。

先輩の笑顔は、
とてもかわいい。


日々の仕事は、
実はとても大変なもので。

少なくとも、
あたしにとってはキツイもので。


だけどね。
今日は先輩の笑顔に会えたから。

しかも。
あたしに向けてくれた笑顔だから。

幸せ。


今のあたしにとって
先輩の笑顔は
先輩の存在は
マジック。

本当にたまにしか会えない。
同じ会社に勤めているのにね。

だから余計にマジック。


純粋に人に惹かれるのって
本当に久しぶりだと思う。

こんな些細なことで幸せになれるなんて
あたしはずいぶん幸せな人間だと思う。

今まで
そこから遠く離れた場所にいたからね。
余計に幸せを感じてしまうんだ。


前よりもずっと幸せな人間になれた気がします。

前は、もっと欲張りな人間でした。

前は、大きな幸せにしか「幸せ」を感じられない人間でした。

前は、自分を幸せな人間だとは思えませんでした。


今のあたしは
過去の積み重ねの上に立っている。

未来のあたしは
今の積み重ねの上に立つだろう。


すべてが勘定されている。

人知れず。
自分すら気づかないうちに。

すべて勘定されているんだ。


なにも無駄じゃないから。

決して無駄にはならないから。


いつか。
すべてを認められる日がくる。

あたしは
いつだってそう信じている。

いつだってそう信じて生きていきたい。


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