器(うつわ)と言う言葉がある。

人間の器が大きいとか小さいとか
そんなふうに使う、うつわ。


あたしは。
あたしにとっての幸せは。

自分のことを信じられることであり
自分のことを好きでいられることが条件で。
そして、
成長し豊かになっていく自分を
見守ることだと
ずっと思っていた。


そんなあたしに反論した友人の言葉。

それじゃ、
おまえはスーパーマンで居続けなければ
幸せになれないってことだろ?
ダメな自分も好きになれれば
幸せの枠が広がる。
それが人間の器ってもんだよ。

前もおまえはロボットみたいだと言ったけど
もっと泥臭くていいんじゃない?
人間らしく情けない面とかみせて見ろよ。


素直に。
ナルホドと思った。

人間の器、か。

確かに。
あたしのストライクゾーンは狭い。
あたしの幸せの枠は、狭い。

自分のことを不幸だとは全然思わない。
だけど
もしかしたら。
幸せの枠が広がったら
今よりもっと幸せになれるのかもしれない。


今までに
大きな失敗や
立ち直れないほどの挫折を味わったことがないのは。
運が良かったからではなく。
世渡り上手だったからではなく。
ただ、
そのリスクを避けてきただけなのかもしれない。


自分を認めると言うことは。
情けない部分も含めて、
自分を認めると言うことは。

諦めることじゃない。
避けて通ることじゃない。

結果を恐れないこと。
結果を受け止める勇気を持つこと。
そして、
まっすぐに
ためらうことなく進むこと。

自分を認めると言うことは、
そうした結果を受け入れることだとあたしは思うんだ。


どれだけのリスクを背負えるか。

もしかすると、
それが人間の器なのかも知れない。


大きな器は、
大きな幸せをすくえる。

単純だけど、
今のあたしは真剣にそう思うんだ。


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