人生の転機。

2003年4月5日
ずっと忘れられなかった人と。
一年ぶりに再会し、
そしてそれを最後としました。


この日記を書き始めたのは、
忘れたくなかったから。
思い出を残しておきたかったから。

それはきっと、
先に進むことが恐かったから。


出逢って、四年。
なにかの
可能性を信じてた。
彼のことを思い出さない日なんてなかった。

それは。
今でも変わらないけど。

変わったことといえば、
もう。
連絡をとらないと決めたこと。

それは。
あたし自身が決めたこと。


最後に。
あたしはやっと、素直になれたんだ。

彼の胸で泣いたのは、
ねぇ
何年ぶり?

強がっていた。
絶対泣かないって決めていた。
・・・・・。
伝わらないだろう想いを
伝えようとしていなかったのは
あたし自身。


最後の瞬間に。
あたしの弱さは
あたしの決心を覆そうとして。
やっぱり…
そう言いかけたあたしに。
「自分で決めたことでしょ。」
そう言った。
すごく冷たいけど
それが彼の優しさだって
あたしは思う。


「もう気まぐれで連絡したりしないから。」


あたし自身が決めたこと。

彼が帰った後。
あたしは
声を押し殺して、泣いて。
苦しくて、動けなくて。
もう、何もできないって思った。


だけどいま。
あたしは
生きている。
笑ってる。
前を向いている。

それは。
彼との出逢いを無駄にしたくなかったから。
すべてを無駄にしたくなかったから。

心がバラバラになって
胸が張り裂けそうで
目が腫れるほど泣いた。
そんな苦しみを
無駄にするものか、と。

四年間の想いを
無駄になんて絶対できない、と。


彼との出逢いが
あたしの人生の転機になったように。
この決断を。
あたしは人生の転機にしたいと思うんだ。



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