寂しさを紛らわすために。
孤独を避けるために。
あたしは
とても大切な人に甘えていました。

そのために。
大切なことを大切だと思える心を
犠牲にしてしまった気がしてなりません。


後悔しない。
後悔なんてするものかと、
必死で前を向いて歩んできたあたしは。
時々、
背負いすぎている過去に。
忘れられない過去の重さに。
押しつぶされそうになります。


ひとつのことを清算すると、
それまで犠牲になっていた思いが
溢れてきました。

それは。
何年も積み重ねた過去に対する清算で。
とてもとても勇気のいる作業で。
意気地なしのあたしにとっては、
足のすくんでしまうような、作業でした。

それをもう一度。
今度は犠牲にしたものたちの為に。
あたしはきっと、
戦わなければなりません。

勇気を下さい。
どうか、あたしに。
勇気を下さい。


きっとね。
あやふやなままにすることもできるの。
過去のことなんて掘り返さずに、
新しい未来を築いていくことだってできるの。
そのほうが、楽なの。

だけどね。
あたしはそうやって
自分の心をナイガシロにしたくないの。
心の叫びにフタをしてしまいたくないの。

不器用なのかも知れない。
それでもいいとあたしは思っています。

あたしの心はあたし自身だから。
大切にしたいと思うんだ。


勇気をだして。
心の声を大切な人に伝えたいと思います。

恐らく、時間はかかるけど。
今日感じたこの思いを忘れないために。
あたしはここで約束をします。


-----
この国は火山と氷河に覆われた、
世界でもっとも厳しい地形と気候に
"恵まれ"ている
-----

今読んでいる本の中で出逢った
素敵な表現。

この国とは、アイスランドのこと。
アイルランドではなく、
アイスランド。


厳しい条件を
マイナスではなく、
プラスに捉える強さ。
そして、その覚悟。

「厳しさに恵まれている」

そんな表現を
自分の飾りとしての言葉ではなく。
自分が心で感じる言葉として
表現できるほどに、
強くなりたいと感じました。


人間は
気がつかないうちに。
偉くなってしまう、らしい。

自分で気がつかないうちに。
自分を偉い人間だと
無意識に認めるようになる、らしい。


社会的な地位があがって、
偉くなること。
そして、
それに見合った態度で振舞うこと。

そのことと、
ワガママになることは違うと思います。

確かに。
偉くなると
ワガママを言っても聞いてもらえる。
自分の思いが周りの人に
受け入れてもらいやすくなるでしょう。

だけど。
それってとても恐ろしいことだと思います。


誰だったのかは忘れてしまったけれど。
歴史上のある人物は
自分のことをおだてたり誉めたりする部下よりも
耳が痛いような、
本当は聞きたくないようなことを
きちんと言う部下を傍においた、と。
いつかそんな話を聞いたことがありました。


人は
とても弱い生き物だから。
つい、
流されてしまいがちだけど。

あたしは。
気がつかないうちに
偉くなってしまう、という事実を
忘れたくないと思いました。

それって
すごく大切なことだと思います。


少しづつ移り変わっていくもの。

あたしはきっと
昔から
その「なにか」に興味を持っていました。

例えば、
草木の成長。
昨日と今日を比べても
何ら変わっていないように思えるけど。
30日前と今日を比べたら
変化してることに気がつくのかもしれない。

例えば、
色彩のグラデーション。
赤色から始まり
オレンジ色になって
黄色に近づいて。
黄緑色になったら、
次は緑色。
青緑が、
青色に変わる・・・。
隣どうしを比べると
それほど色は変わらないのに。
クルリとまわると
赤と青が隣どうしになっていたりする。

人の成長もきっと同じ。
今日のあたしと
明日のあたしは
そんなに変わらないように見えるかもしれない。
だけど。
今日のあたしと
1年後のあたしは
きっと違う。


目に見えないものは、わかりにくいですか。

目に見えないものは、信じにくいですか。

だけどきっと
感じることはできるはず。

あたしはその
感じる心を大切にしたいと思います。


一瞬、一瞬の重なりが
未来を作るということを忘れないでいたい。

何かを積み重ねていくって、
そう言うこと。


少しづつ移り変わっていくもの。

あたしは今、
初めて気が付いたんだ。

「なにか」は「すべて」なんだと。

つまり。
変わらないものなんて、
何ひとつないんだと言うこと。

 ナニヒトツナイ

・・・・・・。
今のあたしには、
すごく重みのある言葉です。


そんな世界で、
信じられるものはありますか?


きっと。
きっとね、
変わることが良いことなら。
良い方向に変わることができるのなら。

未来は、明るいね。

あたしは。
未来を信じることができると思います。


身体を動かさないでいると
関節や筋肉が硬くなるように。

機械を長い間ほっておくと
錆びついてしまうように。

心も
そうなるのでしょうか。


4月・・・。
新しい始まりの月。
今さらながら、1年を振り返ってみる。

この1年間で
あたしの心はずいぶん
硬くなってしまった気がします。

涙を流すこと、
感情を表に出すこと・・・。

あたしの感情のほとんどは、
誰の目に触れることもなく。
日記帳へと向かっていました。


もしかすると。

心は
以前のままで。

ただ。
それを守る壁が
厚くなっただけなのかもしれない。


強くなりたいと願っていた。

あたしはきっと。
自分を守るのがうまくなっただけ。


強くなりたいけど。

本当は
強くなんてなりたくない。


・・・・・。
そんな矛盾を抱えながら。
痛みを抱えながら。
生きている。

それは。
あたしだけじゃないと信じて。


人生の転機。

2003年4月5日
ずっと忘れられなかった人と。
一年ぶりに再会し、
そしてそれを最後としました。


この日記を書き始めたのは、
忘れたくなかったから。
思い出を残しておきたかったから。

それはきっと、
先に進むことが恐かったから。


出逢って、四年。
なにかの
可能性を信じてた。
彼のことを思い出さない日なんてなかった。

それは。
今でも変わらないけど。

変わったことといえば、
もう。
連絡をとらないと決めたこと。

それは。
あたし自身が決めたこと。


最後に。
あたしはやっと、素直になれたんだ。

彼の胸で泣いたのは、
ねぇ
何年ぶり?

強がっていた。
絶対泣かないって決めていた。
・・・・・。
伝わらないだろう想いを
伝えようとしていなかったのは
あたし自身。


最後の瞬間に。
あたしの弱さは
あたしの決心を覆そうとして。
やっぱり…
そう言いかけたあたしに。
「自分で決めたことでしょ。」
そう言った。
すごく冷たいけど
それが彼の優しさだって
あたしは思う。


「もう気まぐれで連絡したりしないから。」


あたし自身が決めたこと。

彼が帰った後。
あたしは
声を押し殺して、泣いて。
苦しくて、動けなくて。
もう、何もできないって思った。


だけどいま。
あたしは
生きている。
笑ってる。
前を向いている。

それは。
彼との出逢いを無駄にしたくなかったから。
すべてを無駄にしたくなかったから。

心がバラバラになって
胸が張り裂けそうで
目が腫れるほど泣いた。
そんな苦しみを
無駄にするものか、と。

四年間の想いを
無駄になんて絶対できない、と。


彼との出逢いが
あたしの人生の転機になったように。
この決断を。
あたしは人生の転機にしたいと思うんだ。



あたしらしく。

2003年3月19日
最近、
新しい出会いがいくつか重なりました。
それから、
懐かしい友達からの連絡もいくつか重なりました。


決まって。
「彼氏は?」
「彼氏いるの?」

まるで挨拶のように、そう聞かれるんだ。

「いないよ。」

「本当に?」
「どうして?」

何度この会話を繰り返したことでしょう。


あたしの年代で、
恋人がいないのはよほど珍しいようです。

確かに。
周りを見渡しても、
恋人がいないという人は少ないけれど。


勉強が得意な人と苦手な人がいるように。
運動が得意な人とそうでない人がいるように。

きっと。
恋愛も得意な人とそうでない人がいるんだ。

認めたくないけど。
あたしはきっと恋愛が苦手な人だね。


今までずっと。
多くのことを要領よくやってきたから。
人より苦労せずに物事を進めてきた気がするから。

苦労する分野も必要ってことなのかな。
・・・。
それが恋愛だなんて、
少し寂しい気もするけどね。

流されずに。
あたしらしく。
生きていけたらいいと思います。


時には。
不安になることもあります。

本当は。
いつだって
不安な気持ちでいっぱいです。

認めたくないだけ。

強がっているだけ。


考えても仕方ないことと、
考えれば道がみつかること。

自分の力ではなんともならないこと。
がんばれば成果を得られること。

モノゴトには、
いろんな側面がある。


・・・不安です。

それはきっと、
あなたに会うことで
また自分の無力さを知ることになるだろうから。

そして。
先の見えない「次」を
あたしはずっと待つのだろう。


だけど。
それを選んだのはあたし自身だね。

受け止めよう。

感動と喜びのあとに訪れるだろう
寂しさを。


未来を不安に思うより、
あなたに会える喜びを胸に置いておこう。

少しでも
幸せでいたいから。

少しでも
幸せでいられるように。


忘れられない魅力。

2003年3月15日
失われていなかった
あなたとの、
つながり。

なにかを求めていたわけじゃなく。
なにも求められないとわかっていて。
あたしは今、ここにいる。


偶然だとしても。
奇跡だとしても。
事実は変わらない。

あなたとあたしは出逢えたのだから。

それで充分。


あなたの誕生日に。
今でもあたしは忘れていないから。
おめでとう、の気持ちを込めて
送ったバースディカード。

届いていないかもしれなくて。
そこにはもういないかもしれなくて。
それでも良かったんだ。
自己満足。
そう。
なにも求められない今。
あたしに残されていたのは、
少しでも
あなたに幸せを届けたいと言う気持ち。


本当に。
1年に1度だね。

また、
あなたに会えることを
とてもとても幸せに思います。


期待をして。
期待が外れて。
落ち込んで。
そのくりかえし。

いつまで。
どこまで続くかもわからない。

それでも。
忘れられない魅力が
あなたにはあるんだよね。

それほど。
大切にしたい出逢いをできたことに。
感謝したい。


苦しいとき。
辛いとき。

どうしていますか?


あたしは。
ずっとずっと、考えていました。
とりとめもなく、考えていました。

ほんの少し、希望が見えて。
そして
次の瞬間また真っ暗で。

その繰り返しでした。


そしてあたしは、
あることを思いつきました。

この現実を。
これまでの事実を。
嘆いても仕方なくて。

自分自身を。
変えられない性格を。
悔やんだって仕方なくて。


受け入れること。

自分の人生を受け入れること。

時にはプライドが邪魔をし。
時には周りの心無いひと言に傷つき。
葛藤が起こるかもしれない。

だけどあたしは、
受け入れたいと思うんだ。

あたし自身を。
あたしの人生を。

諦めじゃなくて、挑戦。

これは。
自分自身に対する諦めじゃない。
これから。
自分の人生をどう生かしていくかと言う、挑戦。
自分が納得できる人生を送るための、挑戦。


居場所のない空間で。
逃げ場のない檻の中で。

あたしはそう思いついたんだ。


苦しくなかったら
きっとそんなこと考えなかった。

辛くなかったら
きっとそんなこと思いつかなかった。


意味がある。
どんなできごとにも。

意味をもたせたい。
どんなできごとにも。


あたしは。

あたしの人生を受け入れよう。


嘘って
少なくとも2種類の嘘があると
あたしは思います。

自分のためにつく嘘と、
自分以外の人のためにつく嘘。


嘘をつかずに生きていきたい。
嘘は嫌い。
そう思って生きてきました。

だけど、
それはとても幼稚な考えだと気づきました。


いちばん醜いのは、
自分のためにつく嘘。
それはきっと、誰かを傷つけ
そして最後には自分をも傷つけるの。
いちばん悲しい嘘。

そして。
一見キレイにみえるのが、
嘘をつきたくないと願う人。
・・・あたしが、そう。
でもね。
それはやっぱり自分のためにそう願うの。
嘘をつくような自分が嫌だから。
嘘をついて人を傷つけて
そして自分自身も傷つくのが恐いから。

最後に。
あたしが今いちばん崇高だと思うのが、
人のために嘘をつける人。
嘘つきになんてなりたくないし、
嘘をつくことで人を傷つけるかもしれない。
それをわかっていて、
そのリスクを背負いながらも
嘘をつける人。
嘘の痛みをわかっていて
嘘をつける人。


嘘をつかなきゃいけないことなんて
そんなに数多くあるわけじゃないけど。
それでも、まったくないわけじゃない。

そんなとき、どうしますか?

自分を守るための嘘をつきますか?

嘘をつかない自分を、守りますか?

それとも。
誰かを守るために嘘をつきますか?


あたしは
まだまだ豊かさが足りません。

だけどいつか。
自分を守るためではなく、
大切な誰かを守るために嘘をつく日がくると思います。

いつか、ね。


その瞬間。

2003年1月4日
あたしは
ずっと強くなりたいと願っていました。

ある人と出逢ってから
強くなりたいと願うようになりました。


強い、と言うこと。

何をもって
強い、と言うのでしょう。


自分では決して強い人間ではないと言う彼を
あたしはどうして強い人だと
感じたのでしょう。

きっと、彼は。
何が自分にとって大切で
何が自分にとって不要なのかを知っていたのだと思います。

傍目には。
そのとき楽しければいいって
そんなふうに生きているように見えるかも知れない。
実際にあたしは
彼をそんな人だと思っていました。

だけどね。
本当はそうじゃなくて。
あたしの勝手な解釈だけどね。
彼は流されていない。
決して自分を見失わない。

彼がその瞬間を
どれほど大切にしていたか。
なんとなく過ぎていく時間を
どれほど大切にしていたか。

彼が手にしていたのは、
流れに任せた「楽しさ」なんかじゃなく。
その瞬間を輝こうとし、
実際に彼が動いて手にした「楽しさ」だと
あたしは思います。


彼を強い人だと感じたのは。

寂しさを知っている人だと感じたから。


本当は、
あたしは何も知らない。

彼のことを、
あたしは何も知らない。

この先も
それは変わらない。


だけど。
あたしも彼のように
強い人になりたいと真剣に願うんだ。


神聖な気持ち。

2003年1月1日

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 明けましておめでとうございます
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

一年の始まりの日は。
なんだかとても神聖な気持ちになります。


大切な人がいます。

近くにいる大切な人。
遠くにいる大切な人。
もう会うことはないかもしれないけれど、
それでも大切な人。

あたしには
たくさんの大切な人がいます。


どうして
彼らを大切だと思うのか
考えていました。


彼らはあたしに影響を与えてくれました。

そう。
今のあたしがいるのは
彼らの影響があってこそなんだと思えるから。

大切な人の存在は
きっとあたしの一部なんだ。
大切な人から受けた影響は
今のあたしの血となり身となっているんだ。

だから、
とても大切なんだ。


忘れられない人がいます。

それを当然だと思えるようになりました。


あたしは。
とても好きな人がいました。

その人のことを
ずっと忘れられませんでした。

その人のことを
この先もずっと大切だと思いながら
生きていくのでしょう。


そのことを当然だと思えるようになりました。


それはあたしにとって
大きな成長と言えるような気がします。


別れの理由を考えていました。

それが
偶然なんかじゃなく、
必然だったことに
あたしは今さら気がついたんだ。

2年前に別れた人のことを。
別れてそれっきり連絡をとっていない人のことを。
あたしは今でも考えているんだ。


共通の友達が何人もいる。
同じ市内に住んでいる。

それでも会えないのは
それでも会おうとしなかったのは
あたしが臆病だからだね。


あたしは
どんどん荷物を背負い込んでいく。
そうしてあたしは
どんどん孤独になっていく。


忘れられない。

忘れたくない。

ねぇ、どっちなの?


臆病者。

強がっているだけ。

格好つけているだけ。

わかってる。

わかってるけどね。

あたしがこれまでに背負った荷物は
あたしがこれまで身につけた鎧は
もう
あたしの力では外れない。

どんどん
どんどん重くなって。

どんどん
どんどん分厚くなっていく。


心が
離れていくような気がします。

人と
自分の心の距離が
離れていくような気がします。


孤独ですか?

2002年12月13日
孤独ですか?

ひとりきりで過ごす時間は
好きですか?

幸せですか?


笑うことができますか?

涙を流すことはありますか?


大切な人がいますか?

忘れられない人はいますか?

思い出は大切ですか?

無理をしていませんか?


あたしはときどき、
そうやって自分に問いかけてみるんだ。

すべて
yesと答えられるように。

心を
clearにするために。


自分を信じたい。

自分を好きでいたい。

自分を守りたい。


本当は。
自分自身との戦いなのかもしれない。



伝えていくこと。

2002年12月3日
言葉をみつけられないまま
時間ばかりが過ぎていきました。


ひとりの寂しさは
人の温もりを知ったあとに訪れる。

そして
自分は弱くなったと涙を流す。


気持ちを伝えることが
あたしはとても苦手なのかもしれません。

自分だけの日記に
心の中の混沌とした想いをぶつけ。
そして自分を励まし。
何事もなかったかのように、振舞う。

それがあたしでした。


だけど。
それだったら、
あたしが存在する意味なんてないのかもしれないと
ふと思ったんだ。

あたしはひとりで生きているわけではなく。
今だって
今までだって
そしてこれからだって
大勢の人に囲まれて生きていくんだ。

あたしと関わった多くの人たちに
あたしはいつもと同じように接していく?

相手の放った言葉
相手が取った行動
それらをただ受け止めるだけ?

あたしの中では
その些細なことで
本当に多くの感情が生まれ
たくさんたくさんそのことについて考えているのに。

あたしはそれを自分だけのもにしてる。


受け止めるだけなら
きっと誰だってできることなのに。

あたしが
唯一あたしでいられるのは。
あたしの
存在する意味があるとするのなら。

それはきっと
あたしの感じたことを
あたしの考えたことを
伝えていくことなんじゃないかって思ったんだ。


あたしは
涙を流しています。
本当は
傷ついています。

そのことを伝えたい。

あたしの涙のわけを。
心の傷のわけを。


あたしが悪くても
あなたの行動に問題があったとしても。

変わってしまったあたしの心を。
そのことで
涙を流し
心に傷を負い
バラバラになりそうな想いを必死で守ってる。


伝えていかなければいけないと思う。

あたしは他の誰でもない
あたしでいたいんだ。

伝えたいと思うんだ。



またひとり。
大切な人がこの街をあとにした。

あたしが
心を、
少しだけでも許せる人は
そんなに多くない。


その人のことを
あたしはとても尊敬していた。
その人はとても大人だった。
あたしの好きな考え方をする人だった。
それはきっと、
その人とあたしの考え方が似ていたから。

安心していた。
あたしのことを認めてくれる
キャパシティーのある人だって。


多くの人と接してきて
あたしは気づいてしまったんだ。

分かり合えない人っている、と。

あたしがその人を認められないように
きっと
その人もあたしを認められないんだ。

そして
分かり合える人って少ない、と。


だけどね。
もうひとつ
あたしは気づいたことがあるんだ。

自分が大切だと思える人が
遠い場所へ行ってしまったとしても。
もしかすると
もう二度と会えないかもしれなくても。

そう思える人と
大切だと思える人と
出逢えたことに意味があるんだって。

あたしは気づいたんだ。


心の中では
距離なんて関係ない。
時間なんて関係ない。

大切な人との出逢いは、永遠なんだよ。

本当に大切な人は、
決して消えたりしないんだ。

あたしの心に
ずっとずっと残っていくんだ。


会えない寂しさを超えて
出逢えたことに感謝したいと思うんだ。


新しい街で
どうか幸せに暮らしてください。

あなたにとっての幸せが
あなたのもとに届きますように。


大切な人へ。

2002年10月15日
手紙を書きたいな、
と思うことがあります。

それは、
特別な人に宛てたもので。

それは、
私自身の分身で。

特別な意味を持つけど、
内容は至ってシンプルだったりする。


大切な人へ。

同じ日本に住んでいるけど、少し遠くて。
理由がないと会えないような、距離。

電話をするほどの用件があるわけじゃないから。


大切な人へ。

返事を期待しているわけじゃない。
文通がしたいわけでもなくて。
近況を報告してほしいわけでもないんだ。

ただ。
ほんの少しだけでも
幸せを感じてくれたら。

ほんの少しだけでも
心をあったかくすることができたなら。

あたしは幸せ。


そんなぬくぬくした思いで
きっとあたしは手紙を書くんだ。


手紙を書きたいなと思いながら。

ほかほかした思いを感じながら。

あたしは
手紙に書く材料を探しています。

それってとても、あったかい。


「生きがいってある?」

会社の先輩に
突然そんな質問を投げかけられて。

あたしは
「やりたいことをやるのが生きがいですね。」
とよくも考えずに答えたんだ。


そして今。
そのことをゆっくりと考えている。

きっとね、
生きがいはひとつじゃない。

だけど確かに
やりたいことをやるのは
あたしにとって生きがいと呼べること。


あたしは今。
やりたいことをやっているよ。
やりたいと思ったことは
全部やるようにしているんだ。


たとえば。

ある日ふと
3つ目のピアスをしたくなったことがあって。
それはピアスの数は
偶数よりも奇数の方がいいって言う
ジンクスを思い出したからなんだけどね。

その時はまだ夏で、
ピアスをするにはあまりいい時期じゃなかったけど。
でもやりたいって思ったときが
きっと一番いい時だからって
その週末にクリニックに行ったんだ。

ちいさな、幸せ。。


たとえば。

あたしはひとり暮らしをすることが
高校生の頃からの夢で。

社会人になった今。
あたしはその夢を手に入れたんだ。
この10月から、
あたしはひとり暮らしの部屋を手に入れたんだ。

結構
おおきな、幸せ。。


そうやって
自分の願いを叶えていくと
かなり幸せな気分になれるんだ。

あたしにとって
それは「生きがい」と呼べるもの。


またひとつ、発見しました。

「生きがい」と「幸せ」は
かなり密につながっているようです。


もう、演じたくない。

そんなふうに思うことがある。


あたしは、ピエロじゃない。

そんなふうに思うことがある。


誰もあたしを知らない。
誰にもあたしを見せてない。

あたしの
つよさともろさの原点は
そこにあるってこと
あたし自身は知っている。


本当は
気づいてほしくて。

本当は
わかってほしくて。


あたしは。

あたしはいったい、
どうすればいいんだろう?


もう、演じたくない。

あたしは、ピエロじゃない。

お願い気づいて。


本当は。

強いのと同じくらい弱くて。

演じることのできない部分もある。

人に見せるのは笑顔だけど。

ひとりになるともう笑えないこと。

お願い気づいて。


あたしは決して完璧じゃない。

ただ。
いつの間にか
演じることがうまくなっていた。

それだけなんだよ。


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